下関平家踊保存会西山連長胴太鼓両面張替口上げ
今回修理のためお客様から送られてきた太鼓は七個、そのうち二個が革を外したときに口上げ作業の必要な状態でした。
元々口上げを施した跡がありましたが、その箇所と、付近一帯が傷んでおり、このままでは
新しい革を張るのに支障が出るため、改め口上げ作業をします。
修繕が完了した様子です。一か所は通常の口上げ作業で修繕ができましたが、
もう一つの太鼓は修繕箇所が大きかったので三回に分け修繕を施しています。
口上げ作業が終わった後、改め新しい革を張り直し、仕上げて完成。
納品いたしました。
後日お客様から、修理をした太鼓を使った練習の様子の写真と共に感想をいただきました。
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画像を通じてお分かりのように横の空樽と太鼓のふちを組み合わせてリズムを刻み、
太鼓の面を打つときはバチの先ではなく側面を当てるようなやり方で
日本でもあまり例を見ない打ち方であるのがこの太鼓の特徴です。
ばちの側面をほぼ使いますので先で打つような太鼓と比較すれば、よりパワフルな音がします。
皮がパンパンに張っているので大変打ちごたえがあり、練習に参加した太鼓打ちが
全員手ごたえを感じておりました。また、力むことなく打つことができ練習場いっぱいに
良い音が響き渡りました。
新型コロナの影響で当面出演の機会がないのですごく残念ですが
早くリニューアルした太鼓を人様の前で披露したい気持ちです。
機会はないかもしれませんがお近くにお寄りの際はぜひお声がけ下さい。
我々の活動が少しでも皆様に理解してもらえれば幸いです。
この度は誠にありがとうございました。ご縁がありましたことを心より感謝申し上げます。
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ご注文ありがとうございました。
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